平成20年12月20日〜28日

2次強化合宿・野沢温泉村


野沢温泉スキー場上ノ平コースにて

雪不足の影響もなく、上の平コースで合宿終了。

 毎年、年末に実施される山梨県スキー連盟ノルディック部第2次強化合宿は、平成20年12月20日から12月28日までの予定で、場所は野沢温泉、宿はいつもお世話になっている鈴森にて行われました。
  参加者は成年・高校生合わせて27名の人数でした。 雪不足が心配されましたが、上ノ平コースには十分雪があり、また、合宿途中に降雪もあり、まずまずのコンディションで練習を行うことができました。

「意外と雪があるんだね。」(町コーチ)
ウワー!よく滑る。
練習が終わってハイ、ポーズ。上ノ平にて
夕食は盛りだくさん。 食事の片付けも自分たちで。 朝、暗いうちからコントレだ。

 暴風のため日影ゴンドラが運休となり、上ノ平へ上れなくなる日がありましたが、志賀高原一ノ瀬ダイヤモンドスキー場へ一か八か移動したところ、何とか練習できる程度の雪があり、事なきを得ました。志賀高原では午前中は基本練習、午後は林間ツアーに出かけた後、ゲレンデ滑降も楽しみました。天気が良く風もあまりなく、結果的には快適な一日となりました。また、別のゴンドラ運休の日は、日影ゲレンデからの林道を圧雪したコースを使ったりして、雪上練習を消化することができました。

やったー!憧れの志賀高原だ。
ぼくたち、これから友達になろう。
基礎練習の指導は、小川コーチ。
自作のコースでクラシカル走法
ツアーでは笑い声が絶えないね。
ツアーも、ささやぶには難航した。

合宿という貴重な時間を有効に使おう。  

 今回の合宿では、雪上練習以前に各高校でローラースキーの練習や体力づくりが行われていたため、比較的スムーズに雪上トレーニングを行うことができました。選手の皆さんは、吹雪の中でもめげずに練習を行えたことに自信を持ってください。
  雪上合宿は普段よりも練習時間が長くなり、体力的にもきつくなります。雪上での練習は、雪なし県の山梨県にとっては貴重な時間であり、無駄にすることはできません。合宿中に体力的にきつくなり、練習を消化できないと、せっかくの上達への貴重な時間が削られてしまいます。そのため、スキー技術獲得以前の基礎体力の向上は、今後も継続していかなくてはなりません。
  また、合宿生活での団体行動も大切になります。基本的なあいさつや時間厳守、合宿を支えてくれる周囲へのお礼、気遣いなどは個人競技であるクロスカントリースキーであっても必要です。合宿中の生活から高校生は、このことを感じ取ってほしいです。競技以前に人間として成長することが、結局は競技力の向上にも、今後の社会生活を送る上でも必要になります。
  クロスカントリーは過酷な競技だからこそ、そこから自己管理や計画性、社会性を身に付けていってもらいたいと思います。

夜はビデオで自分のフォームを確認。
今日は寒いぞ。ワックスどうしよう? グループ走、前の選手に遅れるな。
「ちょっと待ってよ。」「えっ、なんで。」
レペテイションは、真剣勝負。
今日は天気がいいぞ。(上の平にて)

伝えたいことがたくさんあるのです。

 スキーの技術的なことや専門的な練習・コンディショニングについては県連盟主催の練習会や強化合宿で我々コーチ陣からも伝えていますが、常に指導できるわけではありませんので、まだ十分な伝達ができていないと思います。合宿という機会を利用して、積極的にコーチに尋ねていただいてもいいですし、我々もできる限り伝達できるように工夫していきます。
  この2次強化合宿での練習を高校生は、インターハイ予選・国体予選・関東大会・インターハイ・国体へとつなげていってほしいです。
  今回は12月29日に予定していた黒姫高原の大会が雪不足で中止となり、28日の午前で合宿は解散しました。お世話になった民宿鈴森の皆さん、韮崎工業高校・北杜高校・東海大甲府高校・帝京第三高校の顧問の先生方、心温まるご協力ご支援、ありがとうございました。

(町 強化コーチ)

ほら、スケーティングは一歩に長く乗る。

最後まで、ぼく、頑張るぞ〜。

上級者による初心者レッスン。

志賀高原一ノ瀬ダイヤモンドスキー場にて

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