平成１７年１月８日〜１１日

３次強化合宿・木島平村・山ノ内町

　長野県木島平村クロスカントリーコースで1月8日から11日までの3泊4日の強化合宿を行った。参加者は総勢１８名となった。 1月5〜7日は、山梨県大泉清里スキー場で県高校総体が行われ、喜んだ者もいれば泣いた者もいた中、心機一転、次の国体予選目指して選手たちは集まってきた。
　年末の雪不足が信じられないほどの降雪があり、 やっとシーズンインの実感が湧いた。元北野建設スキー部監督で札幌オリンピック日本代表の千葉弘子先生もコーチに加わり、選手たちにとっては贅沢な練習内容となった。
　合宿２日目は激しい降雪の中、タイムレースを行った。午前中はクラシカル、午後はフリーのパシュートスタートで行い、実戦感覚を養った。特筆されるのは成年女子のハイレベルなレース展開だった。クラシカルでは本庄選手が浅川選手を３４秒リードしたが、後半のフリーでは浅川選手が１分逆転し、総合タイムで浅川選手に軍配あががった。ゴールするまで、目まぐるしく先頭が入れ替わるレース展開は、すでに二人とも国体モードに入っていることが確信できた。
　３日目午前は１．５ｋｍのレペテーショントレーニング。１本１本に全力尽くすことが重要なポイントだ。高校生は１０ｋｍタイムトライアルでインターハイの予行演習。午後は、走りながらお喋りできる程度のスピードでコース走。練習は、追い込むときには追い込む、流すときには流す、というメリハリが必要だ。
　初心者には今回の合宿でレース感覚を身に付けてもらいたい。レースに出れば、結果が出る。一生懸命練習すれば、必ず良い結果が出る。スポーツとは、努力する価値を知ることである。この価値観を大切にしたものが勝者となる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中安監督