平成16年1月17日〜19日・大泉清里スキー場

第58回山梨県スキー選手権大会


大泉清里スキー場より赤岳をのぞむ

 山梨県内の大泉清里スキー場において国体予選を行うのは今年で2年目である。コースは人工スキー場内に設置したため、2.5km周回コースで平坦地部分が少なく、選手にとってはかなり厳しいコースとなった。これまで、クラシカルの翌日はフリーを行っていたが、今年は初めてスプリント競技を試みた。

【クロスカントリー第1日目クラシカル・平成16年1月18日(日)】
 当日は快晴無風状態で、非常によいコンディションの下で 競技を行うことができた。また、直前に降雪があり、コースは天然雪に近い状態であった。
 男子10kmクラシカルは、昨年度優勝の小川壮太(峡東スキークラブ)が貫禄で二連勝を飾った。2位は真明剛士(富士吉田スキー連盟)、3位には工藤直樹(富士吉田スキー連盟)が入った。高校生は斉藤勇気(帝京第三高校)の7位が最高で、成年と少年の格差は大きい。少年選手の強化が今後の課題である。
  女子5kmクラシカルは、先日の県高校総体で優勝した佐藤由美(山梨学院大附属高校)が昨年に引き続き二連勝を果たし、2位には菱山和美(山梨学院大附属高校)、3位には佐藤由美の姉、佐藤千草(峡東スキークラブ)が入った。
 同時に行われた山梨県中学校総合体育大会では、男子5kmクラシカルを桃井一樹(長坂中学校)、女子5kmクラシカルを和田夏美(山梨南中学校)が制した。
 

女子5キロクラシカルスタート
佐藤選手と菱山選手の競り合い
コース正面には赤岳がそびえる
女子5kmクラシカル スタート
佐藤選手(1位)と菱山選手(2位)の競り合い
コース正面には、八ヶ岳主峰・赤岳がそびえる。
眼下には野辺山高原をのぞむ
男子総合10キロクラシカル 入賞者
女子総合5キロクラシカル 入賞者
眼下に野辺山高原をのぞむ。
男子総合10kmクラシカル 入賞者
女子総合5kmクラシカル 入賞者

【クロスカントリー第2日目スプリント・平成16年1月19日(月)】
 昨晩からの大雪で、会場整備が難航する。フリーテクニックで行うスプリントであるが、コースは深雪が締まらず、スケーティングには不利である。また、コースは深い霧に包まれ、下りゴールが良く見えない。それでも、競技は定刻に開始することができた。 
 男子スプリント1.2qは、前日クラシカル2位の真明剛士(富士吉田スキー連盟)が、2位の小川壮太(峡東スキークラブ)に0.6秒差で優勝した。3位には工藤直樹(富士吉田スキー連盟)が入った。
  女子スプリント1.2kmは佐藤由美(山梨学院大付属高校)が制し、クラシカル、スプリント両種目の2冠を達成した。
 同時に行われた山梨県中学校総合体育大会では、男子スプリントを仲山孝(長坂中学校)、女子スプリントを和田夏美(山梨南中学校)が優勝した。

 スプリント競技は最近注目され、クラシカル、フリーとともによく行われるようになってきた。世界はすでにスプリントのスペシャリストの養成をしている。
  当連盟として始めの試みとなるスプリント競技は、なかなかエキサイトしたレースとなった。今回は時間の制限があったため、勝ち抜きトーナメントは行わなかったが、いずれトーナメントによるヒートレースを開催し、選手と観客が一体となって盛り上がることのできる大会としたい。

少年女子スプリント ゴール
少年男子スプリント
成年男子スプリント
少年女子スプリント競技 ゴール
少年男子スプリント
成年男子スプリント
女子総合スプリント 表彰
中学女子スプリント 表彰
中学男子スプリント 表彰
女子総合スプリント 表彰
中学女子スプリント 表彰
中学男子スプリント 表彰

山梨県スキー選手権大会入賞者一覧へ

第58回山梨県スキー選手権大会公式記録(PDF)


山梨県スキー連盟トップページへ
ノルディック委員会トップページへ
戻る
次へ