平成15年3月21日〜23日までの2泊3日の日程で、ノルディック委員会主催の第4次合宿を開催しました。県内の高校3校より選手9名、連盟よりコーチ2名の合計11名での合宿となりました。
今合宿は本連盟としても久々に白馬での合宿です。例年にない大雪のため岩岳スキー場及びスノーハープのコンディションは良好で、シーズン終盤の合宿としては条件的には万全でした。また、スノーハープ初体験の選手がほとんどで、オリンピック会場での合宿は「やる気」の面でも大いに刺激的だったようです。
今回の合宿のテーマは「基礎を身につける」です。参加者の中にはＸＣスキーを初めて履く帝京第三高校の2名を含め、2年生1名のほかは全て1年生です。今シーズン幾つかの大会に出場したとはいえ、まだまだ初心者です。
また、「思い込み」、「勘違い」な技術を身につけている可能性もあるため、シーズン終わりのこの合宿で全てをリセットして、来シーズンのイメージ創りをしてもらうための合宿と位置付けてのプログラムです。
3日間通してクラシカル、フリーのテクニックの違いはあるものの、メニューは全て基本練習（フォームのチェック）とフリー走です。負荷は全く与えず正確なフォームをイメージするよう注意を促します。単調ですが選手はひたむきに取り組みました。
また、ある程度技術もついたこの時期に改めて基本練習、コース内での部分練習を通じて、新しい発見、技術を習得したようです。
良く頑張った！ 今回の合宿で感じたこと2点 ・ とにかく雪のことをもっと知ろう、データを集めよう ・ オフシーズンの体力づくりを疎かにしないように（当然）、スキーのテクニックの他に、滑るスキーと止まるグリップワックスをもっともっと研究してください。そのためには雪に関するデータを集めて蓄積してください。そうすれば感覚としてワックスなんて塗れちゃいます。後は1シーズンを後悔しないようオフシーズに走って、筋トレして・・・、来シーズン絶対雪の上で頑張れます。
合宿の最後にコーチから、「君たちは下手な分、伸びる可能性も十分に秘めているから」、これからもっと上手くなって、ＸＣスキーが大好きになりますよう。 （清水強化コーチ）
