平成１５年１２月２０日〜２７日

２次強化合宿・野沢温泉村

　今回の合宿は高校生を中心とする男子選手１３名、女子選手８名、コーチ・引率教員５名、合計２６名の参加となった。宿舎は今年もクロスカントリー選手には大変理解のある民宿鈴森、強化コーチは谷田部、小川、植田、中安の４人となった。合宿前夜に大雪が降り、１２月２０日から南原コースが使用可能となった。今年はゴンドラ利用による上ノ平クロスカントリーコースでの練習がなく、経済的負担が軽減され幸運であった。
　南原コースは、５ｋｍコースと７．５ｋｍコースが設定されている。７．５ｋｍを５ｋｍと勘違いして走っていた選手が今年もいた。
　 監督の「いつものやつ、いってみよう」の声があがると、恒例の１．５ｋｍレペテーショントレーニングが始まる。心拍数２００拍／分に挑む過酷なトレーニングである。この練習が終わると、選手たちの顔は俄かに明るくなる。
　長い距離を黙々と走る日もあれば、前述のようなスピードトレーニングもあり、また、スキーを履いた鬼ごっこなどもたまには行い、８日間、飽きのこない練習メニューを作成することを心がけた。
　今回特筆されるのは、成年男子グループの仕上がりの良さだ。すでに１１月から北海道で走り込んだだけのことははある。成年男子の質・量とも充実した練習内容を、高校生の選手たちは模範としてほしい。
　そして、４年後自分がどのような選手になりたいか想像し、そのためには今、何をしなければならないかを考えて、練習に取り組んでほしい。　（中安強化コーチ）