平成13年8月23日〜26日・長野県野沢温泉村

夏季強化合宿

野沢温泉村オリンピックスポーツパークローラースキーコースにて
野沢温泉村オリンピックスポーツパーク・ローラースキーコースにて
 8月24日、午後1時に野沢温泉村民宿鈴森に集合。今回の合宿は、少年男子選手7名、少年女子選手2名、成年女子選手1名(成城大スキー部から特別参加)、コーチ3名,計13名の参加をもって実施した。
  初日の午後から練習に入る。宿舎から野沢温泉村オリンピックスポーツパークのローラースキーコースまでの片道約2kmの道のりをジョギングで往復することにより、ウォームアップ、クーリングダウンとする。ローラースキーは自由走を60分、基礎練習を20分行い、スキーの感覚を取り戻す。
  ローラースキーの後、補強運動を5種目3セット行う。負荷はかなりきつかったようで、翌日から筋肉痛を起こす選手がいた。
富岡コーチの話を聞く選手たち
第1日目の練習終了
富岡コーチの話を聞く選手たち
第1日目の練習終了

  初日の晩のミーティングで,今合宿での目標を各選手が発表する。今回の合宿で体力をつけたいという発言が多く、遂に富岡コーチから檄が飛んだ。
 「4日間ほどの練習で体力が急につくわけがない。体力は長い間の練習の積み重ねでつくもので、今回の合宿では体力をつけてから参加して欲しかった。」

民宿鈴森
第2日練習風景
合宿中お世話になった民宿鈴森
第2日目午前の練習開始
 合宿2日目,早朝のコンディショントレーニングは建命寺へ。午前の練習はローラースキークラシカル走法で30分間走。スケーティング走法で60分間走。ローラースキー終了後、補強運動として地獄の手押し車登り20mを10本。これには選手たちはかなりこたえたようだ。ランニングでは各自それなりのペースで走ることはできるが、手押し車は全力を出し切らないと終わらない。これが、このトレーニングの狙いでもある。
  午後はローラースキーでリレーを行い、練習に変化と刺激と、そして娯楽性を与える。同等のタイムが出るように3チームに分ける。結果は1分以内の接戦となり、コーチたちの作戦通り、選手たちのモチベーションは高まった。最下位のチームには罰ゲームとして夜のミーティング時に歌を歌ってもらう。また、この日のミーティングでは植田・赤間コンビの漫才と手品で、おおいに盛り上がる。
クラウチングが決まる佐藤選手
クラウチングが決まる佐藤選手
競い合う神宮司選手米山選手
豊田選手と吉原選手
競い合う神宮司選手と米山選手
初心者の豊田選手と吉原選手
 合宿3日目、早朝のコンディショントレーニングは霧の野沢シャンツェ前広場で行う。午前は長坂ゴンドラ駅前から巣鷹湖までのロードレースを行う。距離12.0km、標高差650mの舗装道路コース。中安コーチ、富岡コーチ、田沢コーチの3台の車で選手のサポートをする。炎天下での長時間のランニングは、水分補給のタイミングが重要である。
  米山潤一選手と神宮司裕也選手が終始並走し、巣鷹湖手前100mから互いにスパートを仕掛けたが、同タイムでゴール。タイムは1時間10分01秒であった。巣鷹湖付近のコースは、冬のクロスカントリーコースにもなっており、選手たちは周辺の地形を熟知している。昨年のタイムレースで1位をとった栗原選手は3位、1時間21分21秒であった。最終は小野真裕美選手で1時間48分30秒、女子にしてはよく頑張った。 また、この日のこのタイムレースは、日大明誠高校対山梨学院高校・甲府工業高校として団体戦とした。軍配は、4分12秒差で日大明誠高校にあがった。
  この日の午後は、休養とし、皆で野沢アリーナのプールで泳ぎ、疲労した筋肉をときほぐした。
力走する米山選手栗原選手
余裕の小野選手
巣鷹湖目指して(日影ゲレンデ地点)
ロードランニングの豊田選手と小野選手
植田選手のスケーティング
栗原選手、赤間選手
植田選手のスケーティング
栗原選手と赤間選手のダイアゴナル
  合宿4日目最終日、早朝のコンディショントレーニングは野沢神社。ついでに朝市も見学。
  午前は、ローラースキーコースで男子18.0km,女子13.5kmのペース走を行う。1周ごとのラップタイムを計測する。このデータは各選手で分析して,昨年の記録と比較する中で、今後の練習計画の参考にしてもらいたい。
  今回は、昨年の合宿より練習量を若干増やした。しかし、初心者もいる中で、ひとりの脱落者もなく無事合宿を終了することができた。合宿は、みんなでやるから怖くない。もっともっと競い合うことに快感を覚えて欲しい。  
下りも快調米山選手
合宿最終日、笑顔の選手
下りも快調
合宿最終日、選手たちの笑顔

野沢温泉村公式ホームページ


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