平成21年8月8日・富士吉田市富士北麓公園

第4回練習会・ローラースキー

ローラースキーに市民権を

 夏の暑い日にローラースキーの練習をしました。周りを歩く一般人からは、相変わらず好奇の視線を感じます。好奇心旺盛な方は、「これ、何してるんですか?」と尋ねてきますが、もともとノルディックスキーを知らない人に説明するのが、これまた面倒くさい。
  クロスカントリースキーのオフトレーニングだということは、まず一般の方にはわからないでしょう。そもそも、ノルディックスキーという種目があることも、ほとんどの方は知らないと思います。ちょっと変わったローラーブレードと見られても仕方ありません。でも、我々クロスカントリースキーヤーにとっては、ローラースキーのトレーニングは、非常に重要なのです。1年中スキー感覚を研ぎ澄ませるためには、ローラースキーの練習は欠かせません。
 練習コースは多くの場合ローラースキーの専用コースではなく、車両こそ進入しませんが、一般の方々も通行する道です。一般の通行人の方々には迷惑をかけないように、安全には細心の注意を払って、コーチが付き添いで練習を行っています。
  ほんとうは、専用コースで練習がしたいのですが、残念ながら山梨県内にはありません。選手人口の少ない山梨県においては、ローラースキーの専用コースがないのは当然といえば当然でしょう。近県では長野県の野沢温泉村と木島平村の2箇所に専用コースがあるのみです。そこまで行くには車で片道4時間かかります。日帰り練習はまず不可能です。
 オフシーズンのクロスカントリースキーの選手は、車の来ない周回道路や林道を求めて、絶えず移動しています。 練習環境は過酷です。山梨県でもローラースキーの専用コースができることを望みます。そのためには、我々指導者も努力して、選手人口の拡大をはかり、はやく ローラースキーが市民権を得られるようにしなければいけないと思っています。

(強化コーチ 中安)

点検の終わったローラースキー。

ここんとこは、こうやったほうがいいよ。
そうそう、いい感じ。

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