平成20年11月1〜2日・長野県木島平クロスカントリー競技場

2008きじま平ノルディック大会参加報告

小川選手優勝、町選手は4位入賞。

2008きじま平ノルディック大会に参加しました。

  毎年、夏に長野県木島平村で行われる「きじま平サマーノルディック」を山梨県選手は楽しみにしています。ところが今年はいっこうに行われる気配がない。中止になったのかな?と思っていたら、待ってました、やっぱりありました。今年は11月開催でした。大会名からもサマーの文字が抜けていました。
 1日目のノルディックマラソンは、山梨県からは成年男子の小川選手ひとりの参加、高校生は学校の定期試験のため、2日目のローラースキーのみ参加です。
 小川選手(31歳)は、小雨の降る中、ほとんど独走状態で1位でゴール。走力が若干衰えたとはいえ、さすがはかつて秋季国体陸上競技5000mで決勝に残っただけの実力者、ランニングでは絶対的な自信があります。でも、優勝したのは久しぶりのようで、とっても喜んでいました。
 来年1月には、このコースで山梨県国体予選を行う予定です。そのため、大会終了後、広瀬コーチと中安コーチは、スキー場関係者と大会の打ち合わせを行いました。
 2日目のローラースキーは、成年男子の町選手や北杜高校の選手たちもやって来ました。小川選手は転倒のアクシデントがあったものの今日も優勝、町選手は4位に入賞しました。北杜高校の選手も、地元長野の強豪高校の選手に混じって、よく健闘しました。
 木島平クロスカントリー競技場は牧歌的な農場の中にあり、応援していても楽しめます。時折深い霧が立ちこめて、ちょっと神秘的でもありました。
 表彰式の後は、楽しみにしていた竜王荘の手打ちそばが待っています。山梨から来た甲斐がありました。次に試合に出るときは、たぶん雪の上でしょう。              

快走、小川壮太選手(31歳)

1位でゴール。

小川選手、優勝。
スポーツとは結果が出るから面白い。
でも、結果を出すことが目的ではなく、
目的はフェアプレー精神を学ぶこと。

 試合に出ると、必ず結果として順位が表れます。競技会には必ず勝ち負けが存在します。でも、あまり結果にとらわれないで、スポーツを楽しんで欲しいと思います。物心ついた頃からスキーを履いている選手に対し、高校に入ってから初めてスキーをはいた選手が、かなうわけがありません。
  スポーツとは、結果が出るから面白いのであって、結果を出すことを目的にしているわけではありません。あくまでも目的はフェアープレーの精神を学ぶこと、他の選手や競技関係者を尊重し、他人を思いやり、正々堂々と全力を尽くすことによって他の選手に敬意を表すこと、そして健全な社会性を身につけることだと思います。試合成績には、実力や経験に応じてそれぞれ違った結果が出ますが、競技に取り組むときのフェアープレー精神は、競技成績には関係なく、誰もが平等に持ち合わせているものです。
 高校3年間スキーをやったけど、結果が出なかった、就職や進学の役には立たなかった、などと思わないでください。3年間、まじめに努力してスポーツに取り組んだことが、人生の大きな成果であり財産になると思うのです。
                                        (中安 強化コーチ)                

スタート待ち、緊張するなあ。

ローラースキーは得意なんだよね。

カーブで加速するんだ。

俺は北杜のエースだ。

さあ、ここから登りだ。

小川選手優勝、町選手4位入賞。

2008きじま平ノルディック・山梨県選手の記録

月日
種目
選手氏名
所属
記録
順位

2008/11/1

ノルディックマラソン
高校一般男子6q

小川 壮太
峡東スキークラブ
22分11秒3
優勝
2008/11/2
ローラースキー
一般男子10.4q
小川 壮太
峡東スキークラブ
26分27秒1
優勝
町 貴仁
富士吉田スキー連盟
28分47秒4
4位入賞

ローラースキー
高校男子10.4q

進藤 真樹
北杜高校
30分20秒1
21位
小谷 翠
北杜高校
41分32秒7
23位
中山 雄登
北杜高校
42分02秒6
24位
新河 千里
北杜高校
44分42秒2
25位

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