平成19年1月6日〜8日

4次強化合宿・木島平村

やまびこクロスカントリーコースにて全員集合!


クロスカントリースキー競技から学ぶこと

 いよいよ合宿の内容は佳境に入り、距離走・時間走だけでなく、タイムレースやインターバル、レペティションと、仕上げの段階に突入してきました。今シーズンを占う大事な練習内容でしたが、今回の『でき』はいかがでしたでしょうか? オフシーズンから着々と準備を重ねてきた選手と、心身の準備が整っていない選手とでは、トレーニングの満足度に大きな差があったことでしょう…。
  スキーは、自然相手のスポーツです。ゆえに気温や雪温、湿度やコース設定など、その日とまったく同じ条件で滑ることは二度とできません。スキーをしているその1分1秒がかけがえのない経験だと考えると、吹雪の中での練習もいくらか気分が和らぎます。
  クロスカントリースキーは、下りだけでなく登りや平地など様々なコース設定があり、条件に合ったワックスやテクニックを駆使して滑走していきます。"自然を読み、自然と対話しながら行う"スポーツ。それを無視し、雪と喧嘩をしてしまうと、手痛いしっぺ返しをくらってしまいます。

神宮司選手、小高選手、谷戸選手

今日のグリップワックスは微妙ね
小川選手と植松選手
ねえコーチ〜、もっとおしえて。
今日のグリップワックスは微妙ね
成年男子のクラシカルを見よ
谷戸選手と角田選手 朝のコントレ 清水選手と小川コーチ
私のクラシカルに着いて来て 朝のコントレ、まだ眠たいね 朝食はパンとスープの洋食だぜ


必要なのは「新しい感覚の認識」と「技術の自動化」 

  一般的に"雪国"と呼ばれるスキー強豪道県では、学校の体育の授業にクロスカントリースキーがあったりと、人々の認知度も高いといえます。また、クロカンコースやスキーのスポーツ少年団等も多くあり、技術・体力を向上させる環境も整っています。遊びや競走の中でのたくさんの運動経験が、雪ん子たちの『クロカンDNA』を培っていきます。絶妙なバランス感覚、身体の使い方、知識・経験が、レースで効率良く戦っていくためには不可欠なのです。
  一方、クロカン後進県の山梨の選手には、そのような幼少期からのスキー経験は皆無に等しく、『クロカンDNA』なるものも、違うスポーツ経験から似た感覚のものを引用するしかないことも多々あります。しかし、1つのクロカン細胞が体内に生まれた瞬間、スキーは確実に上達し、レースでの結果も2歩3歩と前進するのです。
  山梨の選手に必要なのは、『新しい感覚の認識』と、考えなくても自然と体が反応するような『技術の自動化』だと思います。

広瀬コーチと角田選手
濃いキャラの能勢ゆうせい選手
小川選手
いよいよレペだ、おい、抜くなよ。
僕は合宿の貴重なキャラクター
燃えよ、成年男子B
マイクロバスでコースまで送迎
先頭は桃井選手
清水選手
竜王荘のマイクロバスでコースまで送迎
これがチーム山梨の集団走だ
鉄平です。今年アメリカへ留学します


練習ノートを書こう
 

  「練習ノートを書きなさい。」という言葉を競技生活の中で何度、聞かされてきたことか…。私自身、どうしても「めんどうだなぁ」という意識が優先してしまい、積極的に取り組んできてはいませんでした。
  しかし、ある時"感じたことを言葉にすることの重要性"を強く感じるようになりました。足裏の感覚、腕の軌道などなど、1つでも取り上げて熟考することが、多くの『クロカンDNA』を目覚めさせる手立てになります。
  皆さんもぜひ、トレーニングの成果を記録することを大事にしてください。練習ノートは、きっと皆さんの生涯のかけがえのない財産となるはずです。
                                       (小川強化コーチ)

工藤選手
小高選手
ビデオを持つのは山本先生
43歳、まだ負けません。
今年の私はちょっと凄いわ
フォームはその場でビデオチェック

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