平成19年12月17日〜24日

2次強化合宿・野沢温泉村

上の平で記念撮影

 今シーズン2度目となる雪上合宿が、野沢温泉村で行われまし た。今年の冬も比較的雪が少なく、国体開催コースである南原での滑走はかなわず、山頂付近にある上ノ平コースにてトレー ニングを行いました。数年前まで当たり前にあった雪が、だんだん少なくなっていく。地球温暖化による環境の変化を感じずにはいられません 。

グリップバンドって、こうつけるの?

清水鉄平選手のコーチ
北杜高校進藤選手
グリップバンドのはめ方って、こうだっけ
鉄平先輩、コーチよろしくお願いします。
先生、あおらないでください。
練習前のワックシング インターバルトレーニング開始 韮崎工業高校浅川選手
練習前のワックシング、今日は難しい。 インターバルトレーニングの開始 だいぶコツがつかめてきたね。

『春夏秋=冬眠』から『春夏秋闘』へ

 今合宿は、近年まれに見る大盛況。高校生を中心に、総勢1 3名でのトレーニングとなりました。8日間の合宿は、「夏ト レと雪上トレとの感覚の融合」と、「基本動作の定着」をテー マに進められました。
  スキー選手として活動するための環境を考えると、山梨県は それほど恵まれているとは言えません。それだけに雪が降る前 、一般的に「オフシーズン」と言われている期間に、どれだけ技術と体力を高めておけるかが「勝負のカギ」となるのです。それだけに、春から継続して県合宿に参加している選手は、コ ツをつかむのがとても早かったように感じます。
 オフシーズンを「オフ」にしない!参加選手は、年間を通した計画的なトレーニングの重要性をあらためて実感したことと思います。また、合宿での充実感は、『春夏秋闘』した選手ほど感じることができるのです。

北杜高校桃井選手
グループ走は楽しいね
巣鷹湖から毛無山山頂
これが一歩滑走だ!
グループ走は楽しいね。
今日は毛無山山頂が見える。

限りある練習時間を有効的に!

 選手たちが苦戦していたのは「力の集め方」と「雪面のとら え」、そして「タイミング」でした。これはスキーだけでなく 、スポーツ全てにおいてベースとなる部分です。地上でできないことを動きの中で、あるいは雪上において行うのは不可能で す。これらの課題は、雪上でなくても充分補うことができる部分なので、帰ってからもぜひトレーニングを続けておいてくだ さい。
  様々な運動経験と継続的な練習は、トレーニングの効果を何倍にもしてくれます。次の合宿までどう過ごすか、それによって今シーズンの成績が決まります。

韮崎工業高校中込選手
成年男子グループ
韮崎工業高校斉藤選手
抜かれてたまるか!
さすが、成年チームのスケーティング。
ストック、折れちゃった。

スキーを通してつかんでほしいもの

 県合宿には、選手たちが様々な目標や課題をもって集います 。その思いはそれぞれですが、「強くなりたい」、「上手にな りたい」という気持ちは一緒だと思います。
  スキー競技は、決 して個人競技ではなく、チームスポーツです。監督・コーチはもちろん、身の周りの世話やワックスチェック、情報収集など 、サポートしてくれるスタッフがいて初めて成り立つスポーツなのです。互いを気遣い、支え合う雰囲気作りが不可欠です。
 スキーに対し、1人思いが強すぎても、1人意識が低くても 、チームを作ることはかないません。「弱きを助け、強きを目指す」集団になりましょう。
 今年の山梨県チームは、すごく雰囲気がいい! きっとすばらしいチームになるでしょう。仲間たちとの集団生活で培ったものを、社会に出た時に活かしていくことが大切だと思います。そしてスキーで学んだことを胸を張って話すことができるような、中身のある競技生活を送ってい きましょう!
 クロスカントリースキーは、10年やって初めて開眼する! ぜひ、高校を卒業しても続けてくださいね。
                                        (小川強化コーチ)

鈴森のミーティングタイム 北杜高校入戸野選手 釜高軍団
ミーティングタイム、真剣な眼差し。

最終日のタイムレース

ゴール後。 わっ! こけた。

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