１０日は、午前６時に甲府を出発し、途中富山県立立山博物館を見学し、立山駅前で昼食をとり、午後１時過ぎに立山天狗平に到着しました。コースで６０分間走をしたあとは基礎練習を行いました。全日本の強化合宿中で、日本のトップクラスの選手の滑りをま近で見ることができ、ひじょうに勉強になりました。
　１１日は、一ノ越を目指して出発しましたが、強風のため、室堂から引き返しました。午後は、深いガスに包まれた中を国見岳目指して歩き始めましたが、方向がわからなくなって仕方なく帰ってきました。ガスで天狗平山荘を見失い、弥陀ヶ原方面に下ってしまい、一瞬冷やりとしました。４００ｍほど下って中安監督が地形の変化に気付き、事なきを得ました。やっぱり、山は油断できませんね。
　１２日最終日も天候が悪く、ひたすらコースを走り続けました。中安監督がモービルでコースを作りましたが、慣れていないせいか、障害物競走のようなコース設定になってしまいました。でも、クラシカル走法の練習を思い残すことなく行うことができました。最後に天狗岳の斜面で滑降練習を思い切りやりました。開脚登高で心拍数がかなり上がった状態で滑降することによって、レース中を想定した集中力を養いました。
　 今回の合宿で得た雪の感覚をローラースキーにも活かし、１１月まで大切にイメージしてください。　（中安）