平成18年9月3日・北杜市高根町〜小淵沢町

第8回練習会・ローラースキー

トレーニングとは基本練習の積み重ね、その方法に秘策はない。

 八ヶ岳南麓にも、素晴らしいトレーニングフィールドがある。
 北杜市高根町の八ヶ岳公園サイクリングロードで午前中、ローラースキーのトレーニングを行った。コースプロフィールは、全長5km、標高差140m、スタート地点標高1330m、ゴール地点標高1470mである。1本目はウォーミングアップ、その後2本はタイムトライアルを行った。そろそろコース上に落ち葉が目立ち始めてきた。このコースで練習できるのは、落ち葉のない5月から9月が適期である。クーリングダウンは八ヶ岳横断道を赤い橋までランニングする。
 ローラースキーのトレーニングには、仲間同士の競い合いが必要であり、また、コーチ車のサポートが欠かせない。クロスカントリースキーは個人競技のように見えて、実はチームの存在は無視できない。「チーム山梨」は今年も結集して、全国に挑戦する。
 午後は、場所を北杜市小淵沢町の観音平に移し、ローラースキー登り500mのレペテーションを8本行う。スタート地点の標高は1200m、ゴールの観音平の標高は1560m、標高差は360mあり、かなりヘビーなコースである。この練習を完走できる選手は、県でもトップレベルの選手のみである。調子が悪いときはいつでもコーチ車が回収するので、選手は心配しなくてもよい。選手の健康が第一だ。
 クロスカントリースキーの練習メニューは、ペース走、インターバル、レペテーション、タイムトライアルなどで、あまり種類は多くない。どれも単調だが、心臓をあおり持久筋を痛めつける、苦しい練習である。トレーニングとは、このような基本練習の積み重ねであり、その方法に秘策があるわけではない。しかし、この基本的な練習を省略することなく、忠実に実行し継続していくことは至難の業である。トップアスリートはこれができるのである。
     (中安強化コーチ)

八ヶ岳公園サイクリングロード
桃井一樹選手 北杜高校
八ヶ岳横断道 赤い橋付近

八ヶ岳公園サイクリングロードを走る

登りはやっぱりクラシカル

八ヶ岳横断道をジョギング
サポートのコーチ車
500mレペテーショントレーニング
極限に挑む選手たち

コーチ車のサポートが欠かせない

観音平で500mレペテーション

極限に挑む選手たち

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