平成17年7月23〜24日・富士北麓公園、鳴沢育樹祭記念広場〜富士林道

第7回練習会・ローラースキー講習会

富士北麓公園にて、参加者全員。

 XCスキー選手はある日突然速くなる。

 7月23日(土)〜24日(日)、1泊2日でローラースキーを中心に実技講習会を開催しました。元全日本ナショナルチームコーチの桜田孝氏(オフィスミブラ)を講師に招いて、国体、インターハイを目指した実践的なトレーニングを実施しました。
 1日目は雨天のため、午前中は富士吉田市の富士北麓公園体育館内で正しいフォームの基礎練習及びクロスカントリースキーのためのウェイトトレーニングを行いました。午後は雨が止んだので、富士北麓公園陸上競技場外周コース(1周730m)で、ローラースキーの練習を行いました。(練習内容は秘密です。)当日、陸上競技場内では、陸上競技の国体強化合宿が行われており、陸上の選手やコーチが「何やってんの?」と、物珍しげに様子を伺いに来ていました。同じアスリート同士、通じるところがあるのでしょうか。
  前日行われた富士登山競走に出場した成年男子選手が3名、応援に富士山に登った高校生が5名いたので、練習は軽めにする予定でしたが、かなりマックスで追い込んでしまいました。しかし、それが苦痛に感じないのが、さすが桜田マジックと言われる所以でしょうか。
 宿泊は、河口湖畔の民宿あけぼの荘、食べきれないほどのおかずの数にびっくり。食後は桜田氏の「ハートレイトトレーニングの解析・講習」と「ビデオビジュアルレッスン」の講義に、選手たちは真剣な眼差しで聞き入っていました。勉強するって、こういう事なんですよね。 

体育館でフォームチェック
ウェイトトレーニング
いよいよローラースキー

ダイアゴナルの正しいフォームチェック(富士北麓体育館にて)

クロスカントリーのためのウェイトトレーニング

いよいよローラースキー(富士北麓公園陸上競技場外周コース)
講師の指導
工藤選手
初心者にもわかりやすく

説得力のある講師の実演

工藤選手(成男C)の美しいフォーム

初心者にもわかりやすく指導

 2日目も空模様はいまひとつ。残念ながら富士山の姿を見ることはできませんでした。昨日、講師から受けた指導内容をしっかりと頭にインプットして、選手たちはローラースキーを履きました。心拍数を認識しながらのトレーニングは、初めての選手には斬新なものでした。自分の肉体を客観的に分析し、今後のトレーニングメニューを自分でアレンジしていくことは、選手にとってとっても大事なことです。
 午後は富士林道で登り500mのレペテーション、いよいよ選手たちの心臓は悲鳴をあげ出しました。エネルギーを使い果たした選手たちは空腹を訴え始めたので、一休みして桃を食べて、そしてフィナーレは鳴沢育樹祭記念広場で坂道ダッシュ。 こうして楽しい?2日間は終わりました。
 講師を招いての密度の濃い練習を実践したことにより、各選手たちの目標はより明確になってきたはずです。クロスカントリースキーの面白いところは、ある日突然速くなることです。これを突然変異と言います。そのために、「夏に仕上げる」必要があるのです。(何故だかは秘密)
 最後に講師の桜田さん、DNAに浸透する多くのエキスを分けていただき、ありがとうございました。
                                         (中安 強化コーチ)

河口湖畔で朝のコントレ
登りインターバル
しっかりビデオ撮影

河口湖畔で朝のコントレ。ほんとなら富士山が見えるのに・・・、残念。

講師の言うことが理解できてきた清水選手。

フォームはしっかりビデオでチェック。
500mレペテーション
小川選手
育樹祭記念広場

500mレペテーション

ラップはいただき、小川選手。

鳴沢育樹祭記念広場にて

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