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平成15年8月22日〜25日・長野県野沢温泉村

夏季強化合宿

 8月22日、午後1時30分に野沢温泉村民宿鈴森に集合。今回の合宿は、少年男子選手7名、少年女子選手3名、成年男子選手4名、コーチ2名,計16名の参加、そして前北野建設スキー部監督の千葉弘子氏には特別講師として参加していただいた。
  初日の午後から練習に入る。宿舎から野沢温泉村オリンピックスポーツパークのローラースキーコースまでの片道約2kmの道のりをジョギングで往復することにより、ウォームアップ、クールダウンとする。ローラースキーは上級者と初心者に分かれて、自由走を60分と基礎練習を行い、スキーの感覚を取り戻す。
  ローラースキーの後、補強トレーニングを4種目4セット行い、その後、ドッジボールを楽しんだ。
選手全員集合
ローラースキーの調子はどう?
巣鷹湖を目指して上ノ平を走る
参加選手全員集合
ローラースキーの調子はどう?
巣鷹湖めざして上ノ平を走る。
 合宿2日目、早朝のコンディショントレーニングは野沢神社までウォーキング。今日は合宿恒例の長坂ゴンドラ駅前から巣鷹湖までのロードレースを行う。距離12.0km、標高差650mの舗装林道コース。選手たちに一番恐れられている練習だ。これが終われば合宿は終わったようなものだと考えている選手も多い。結果は成年男子が圧倒的に強かった。少年組は成年組について行けるようにがんばって欲しい。
 巣鷹湖で弁当を食べてくつろいだ後、やまびこゲレンデで千葉監督の指導のもと、ストックウォーキングからストックランニングを行う。ストックランニングは、ひとつひとつの動作を正確に行うと、肉体にかかる負担はかなり大きい。「もう勘弁して」という頃に練習は終わった。その後ストックウォーキングで談笑しながら毛無山山頂を往復し、宿舎に帰ってから、野沢アリーナへ行ってプールを楽しんだ。
 合宿3日目、ローラースキーコースにて、30分間クラシカルテクニック、あとの60分間をフリーテクニックの練習を行う。初心者もローラースキーに慣れてきた。「ローラースキーでそれだけ滑れたら、雪の上ではもっと簡単に滑れるよ。」とコーチから励まされる。
  この日の午後もローラースキーで60分間走を行った後、コーチ・成年チーム対少年チームのサッカーの対抗試合を行う。 今年も成年チームの圧勝。「サッカーだって、持久力が決めてなんですよ。」
やまびこゲレンデでストックランニング。
真明選手の一歩滑走。
先輩、お水どうぞ。
やまびこゲレンデでストックランニング。かなりきつい。
真明選手の一歩滑走。今年は燃えています。
先輩、お水どうぞ。 ・・・おっ、ありがとう。
 合宿4日目、合宿恒例、最終日のタイムトライアルである。男子18.0km、女子13.5km、この結果から、シーズンの仕上がり具合が見えてくる。今年は神宮司選手絶好調。最初からハイペースで飛び出す。前半は神宮司選手と米山選手の先頭争い。それを追うエース真明選手、しかし真明選手のローラースキーはすべりが悪い。真明選手耐え切れず、コーチのよく滑るローラースキーに履き替える。それから真明選手は神宮司選手に追いつき始めるが、神宮司選手が逃げ切った。前半トップにいた米山選手は後半失速し、3番でゴール。
 少年グループも順位が激しく入れ替わり、お互いにライバル意識を燃やしていた。心配していた転倒者もなく、はたで見ている分にはとっても面白いタイムレースであった。
 真剣に練習した後は実にすがすがしい。この快感は選手にしかわからない。選手とは、感性が鋭くなければ強くはならないと思う。この美しい自然の中で過ごした充実したひと時に大いに喜びを感じ、素直に感動して欲しい。それが、感性なのだ。
                                (中安強化コーチ)
 

野沢温泉村公式ホームページ


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